お知らせ
2023-06-20
「5つのウェル」について
私たちの「5つのウェル」について
①welcome「ようこそ、ウェルへ!」
人と人の繋がりを大切に、いただいたご縁に感謝しながら活動をしたい、という想いを込めての「ようこそ!」
きっと、何か困り事があってここにアクセスされた方もいらっしゃるでしょうし、なんとなく覗いてみた…という方もおられるかと思います。それも全てご縁の一つだな、と思います。
前職の教育現場に勤めている時に「困っていることがあるけど、どこに相談していいのかわからない」「こんなこと相談できる場所ってあるのかな」と悩む方に多く出会いました。
そんな時に「こんなところがあるよ」と教えてあげられるような場所であることが願いです。
今すぐには必要ないかな…という場合でも、何かのときに「そういえばウェルってあったな」と思い出してもらえると嬉しいです。
楽しく過ごし、楽しく学べる、気軽に通える場所でありたいと思っています。
②Well-being
ウェルに来てくれる全ての人が「心身ともに満たされた状態」になれるように伴走したい!
もともとは「健康的な・幸せな」を意味するイタリア語から来ている言葉だそうです。well(良い)とBeing(状態)が組み合わさった「心身ともによく在る状態」を表す概念です。「状態」ということからも、一時的に良好であるかどうかではなく、持続的であること。心と身体と社会的な繋がりがそれぞれ満たされて初めてWell-beingの定義となります。
必要なのは5つの要素
・ポジティブな感情
・何かへの没頭
・人との良い関係
・人生の意義や目的
・達成
これらの要素をウェルでどのようにお手伝いをすれば満たすことができるのか…?スタッフに課せられた課題です。
私たちが基本とするのは
「相手を認める」本人の意思を蔑ろにせず、意見を交わすこと。
「褒める」目の前にあるのは、一般的な基準からはずれているものかもしれません。それでも本人が努力したのであれば、それは褒めるに値することです。本人がどう取り組んだのか、を大事にします。
「人との良い関係」小集団クラスでは、これを目的としてプログラムを組みます。もちろん個別指導でも同じです。本人にとって必要な対人スキルを考え、指導中に限らずどんな場面でも「学びの気づき」ができるようにアプローチします。
「達成」何かを成し遂げる。大人でも難しいことですよね。小さなステップの中で、必ず達成できるものを積み上げながら「できる!」の気持ちを育みたいと思います。
「ポジティブな感情」前述した内容がポジティブな感情を生み出すと思います。「どうせ私なんか…」「やってもできないし…」良く聞くセリフです。少しずつ、これらの言葉が減らせるように伴走します。
基本的な土台を作って長い長い歩みを経て、自分のできるできないも理解して、成功も挫折も経験をして…それらが「生きる力」となった時に「何かへの没頭」、「人生の意義や目標」が出てくるのではないでしょうか。
一朝一夕では決して見えてこないものですが、長い人生の中で「あの時ウェルで頑張ったからだ」と思ってもらえるような関わりをしていきます。
③「well,well…」
「うんうん。そうだよね。」相手の意見や話に耳を傾け共感しながらの対話を大切にします。
自分と相手の意見が合わないことは、年齢に関わらずありますよね。
そんな時でも、相手の意見を一旦受け入れるということは大事なことだなと思います。
相手の中には理由や根拠があるはずだから。
子どもの悪戯もそうですね。
悪いことをした時には、どうしてそれが悪いのか、なんでしてはいけないことなのかを指導するのは勿論必要です。
でもその前に「どうして悪いことをしたのか」「何が理由だったのか」を聞いてみてください。
きっと、本人なりの理由があるはずなのです。
その後にかける言葉もきっと違ってくるのではないでしょうか。
相手の想いや気持ちに寄り添いながら、物事の善悪の指導をしていくと本人も受け入れやすくなると思います。
「できない」「わからない」と拗ねてしまう子も、きっと理由があるはずです。
どんな時にも「どうしてそう言うのかな」「そうしてこれをするのかな」と、相手の背景を探り受け止めていきながら対話をすることを大切にしたいと思っています。
④「well done!!」
「よくできたね!」
上手くできた、できなかったは関係ない。本人が頑張った、それが大事です。
頑張ったけど上手くできない…
自信がない…
これでいいのかな…
もっと上手くできるはずなのに!
こんな葛藤を抱えていると「もっと頑張れ」「まだできる」の声かけって逆効果になってしまうこともありますね。
こちらは激励のつもりでも、相手にとっては重荷になることもあります。
まずは「賞賛」、私たちの方針の一つです。
⑤「種を植える」
可能性の種を植え、根付かせるための私たち。
「種を蒔く」ではなく「植える」としたのは、土壌の内部にしっかりと根を張らせたいからです。
根を張り、大きな花を咲かせ、実らせることができるのは土壌がしっかりしていなければなりません。
その土壌となるのが、私たち指導員であり、家族であり学校の先生であり…子ども達を囲む大人だと考えます。
みなさんは、玉ねぎを育てるときに、肥料を根から遠いところに置く方が美味しく育つって知ってますか?
近くに肥料を置くと、簡単に栄養が取れて根は広がらないのだそうです。なので、遠くに置く方が「頑張って栄養取らなきゃ!」と根を広げていくのでしっかりとした玉ねぎができるのです。
私はこの話を聞いて「子ども達も同じだなぁ」と思いました。
なんでも簡単に与えてしまえば、それが当たり前だと思い、自分では行動しなくなる。
少し離れたところで見守りながら、自分で動くのを待ち困った時にそばに行って一緒に考える。
そうした方が、自分でできることが増えると思います。
「寄り添う」だけではなく「自分の力で生きるため」の力を身に着けてもらうための「見守り」、敢えての「距離感」、敢えての「挑戦」。それらをどのタイミングでどうアプローチするか。
失敗しても、そこからリカバリーできる力を持ってほしいのです。
負けないように、倒れないように「根をはらせたい」。
そんな想いでウェルに来てくれるみんなと一緒に成長していきたいなと思います。
「花よりも花を咲かせる土になれ」
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